miboujinのブログ

夫が違う世界に行ってしまいました。ひとりぼっちになりました。待たせたくない。走っていくよ。毎日のひとりごとです。

『友達』

ここ数年ほとんど使っていなかったFacebookを整理した。

 

 

自分のタイムラインには夫との思い出がほとんどで、思い出がより寂しさを感じさせるうえに、他人の夫婦旅行や出産の報告が、今の私にはどれも叶わない夢となってしまい、全てが夫を連想させて悲しくなる。

 

入院が多くなってから徐々に、亡くなってからは全く使わなくなった。

 

 

Facebookから退会してもいいのだけど、夫のアカウントにもし書き込んでくれる人がいたり、追悼の意味を込めてタグ付けしてくれる人がいたら、それは知りたいので、アカウントとしては残そうと思う。

 

 

夫のアカウントは追悼アカウントに変更した。

 

自分が死んだら2人のアカウントが削除されるように依頼した。

 

 

アカウントは残すけど、フォローしていた人は整理しようと思った。

投稿を見たくないと思って。

 

 

Facebookではフォローしている人を『友達』と呼ぶ。

 

 

『友達』の中にはいろんな人がいた。

久しぶりに見るとなかなか面白かった。

 

小学生以来会ってない人

仕事で2週間一緒だった人

高校のクラスが一度同じで喋ったことはきっとあると思うけど、ぼんやりする人

この辺はかなり遠い。

それでも『友達』

気にもならないだろうと思いフォローをやめて、友達から外す。

 

 

 

頻繁に連絡を取っていたけどそれでも年を重ねるごとに会わなくなっていった『友達』

 

 

毎年一緒に年越しをして、なんども夜通し語り合った『友達』

 

 

一緒に旅行に行った親しい『友達』

 

 

夫と私を大切に思ってくれていた『友達』

 

 

みんな大切だと思ってた。

それぞれに特別なちゃんと"友達"だった。

 

 

 

 

でもこうして見てみると、本当に友達と思える人はもういなかった。

 

 

どんな日々を過ごしてどんなものを見たか、話を聞いて、私のことも話したい

共有したい、共感したい

 

 

そう思える人がもういなかった。

なのでみんなのフォローをやめて、友達から外した。

 

 

友達だと思えないのは

友達のせいじゃない。

誰も悪くない。

 

 

 

私の人生が勝手に変わってしまった。

私が私という人間じゃなくなってしまった。

 

 

 

もうこれまでの人たちと付き合うことはないだろう。

 

 

 

 

今の私には

シンプルに残ったものがあって、

自分自身と、血の繋がった家族と夫の家族

天国の夫 かけがえのない最も大切な存在

 

 

 

 

きっと結果みんなこうなるんだと思うんだ。

 

 

 

シンプルになったからこそ思う。

 

 

死んで人生一回終わったらその時大好きだった『友達』にも会いたい。

 

 

 

 

今私の人生に必要なものは

自分自身を生かすこと。

毎日を送ること。

与えられた命を使い切って死ぬまで。

 

 

 

これでいい。

 

 

 

またね。